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3月最大の難関「確定申告」

去年は結婚式準備で火が出るほど忙しかったが、そこで追い討ちをかけるように手間がかかったのが「確定申告」。
青色申告会にだまされて、青色申告申請をしてしまったためにたいへんなことになった。

知らない人のためにちょっと説明。
個人事業主は、普通仕事をしてお金を稼ぐときに10%程度の源泉徴収をとられているんだけど、確定申告の時に「経費」や「控除」を申請することで支払った税金からマイナス分を取り戻すことができる。そのために、個人事業主は確定申告をがんばるのです。
確定申告には通常の「白色」と「青色」があって、白色はペラ1枚の紙に経費や控除の総計を書き込むだけでいいんだけど、「青色」は違う。収支内訳表やら、貸借対照表やらを作って、帳簿を提出するんだ。

もちろん青色にはメリットがある。きちんと帳簿を作って提出すると、最大収入の55万円分の税金が「控除」になる。「控除」ってのは節税対策で一番ありがたいことなのでついうっかりノってしまったのだ。その後どんな地獄が待っているかも知らずに…

青色申告は、簿記に詳しい人や余程几帳面で日頃から帳簿をつけている人以外にとっては相当難しい。自分の銀行口座の出入金を全て事業の観点から整理したり、出費をすべて仕訳けしたり・・・と作業は多く煩雑な上に難しい。

で、帳簿を手でつけるなど不可能だから、やはりPCソフトに頼ることになる。ソフトは大体一本1万円くらい。あと、わからないことだらけなので、青色申告会という相談会みたいなものにも入会する。これは年12,000くらい。

帳簿作りや税務署や申告会との往復のことを考えると、集中して作業してもまる2日くらいはかかるだろう。自分の人件費が15,000/日だとすると、ここまでで合計42,000くらいのコストがかかっていることになる。

状況がシンプルな人ならそれでもいいが、そこに例えば財テク系の収入がある人はタイヘンだ。雑所得やらなにやら、税法がものすごく細かく分かれているので、少しでも節税するために多くの労力を払うことになる。

んで、家を買ったり売ったり、途中で事業をやめてサラリーマンになったりと、どんどん状況が複雑になると、もうたいへんな情報量を整理しなくてはならなくなる。
仕事を一日休んだりしないともう間に合わない!ということにもなりうる。

で、控除額が55万円。個人事業主は源泉徴収が10%であることを考えると、(その55万円によって収入枠が区別されなければ)最大でも55,000円程度の節約にしかならない。

これって、はたして得だと言えるのだろうか・・・


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