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富士急ハイランド:「ドドンパ」がスゴイ [その他イベント]

そういえば11月23日の祝日は富士急ハイランドに行ってきたのだった。
時間が経ってしまったのでやや鮮度が悪くなった。

メンバーは2月に八景島に行ったメンバーと一緒。S係長一家、イチローさん、ハリーさん(あの送別会のハリーさんである)、サトーさん(これも現在は別会社)と息子、サクラコと僕。S係長含め、男性陣はもともとわが社でも指折りの変人ぞろい。とてもビミョーなメンバーである。会社がらみではあるが、現在も同じところで働いているのはS係長と僕だけ。なんとなく、形骸化した恒例事業みたいな(笑)、「腐れ縁」みたいなメンバーになっているが、それがまた面白いのでやめられないのである。

さて、このメンバーの共通点といえば、「基本的にオタク」。ハリーさんは骨の髄までオタク。イチローさんは見た目では判別できないけど魂がオタク。それと僕を加えた3人のオタクの最大の目的は、富士急の誇る2大コースター「フジヤマ」「ドドンパ」を体験すること、そしてガンキチ(ガンダムき○がい)専用アトラクション「ガンダム・ザ・ライド」に乗るということだった。

1本目、「フジヤマ」。

朝9時半頃到着してまず並んだのがコレ。面子はオタク3人衆+サクラコ。およそ1時間半ほど並んで乗りこんだフジヤマは、スタート直後にぐんぐんレールを昇っていく。目の前にさえぎるものはレール以外に何もなく、左下かなたに富士山が悠然と構えている。めちゃくちゃ高い!と思ったら地上70メートル、ここからの急降下で始まる。
五臓六腑を後ろに置いてきぼりにしながら最初のドロップを過ぎると、速い速度を保ちながら連続的にアップダウンを繰り返す。カーブもキツイし、内側の席では頭がレールに当たりそうな気がして怖い。最低部に到達してからも速く細かくアップダウンや左右にスラロームするので、席から吹っ飛ばされそうになる。
長い、もう助けてと思いながらも少し慣れてきたら終了。合計3分半もある長いコースターはさすがかつての世界一だった。

「ガンダム・ザ・ライド」

巨大なボールのオブジェに迎えられて意気揚々と入るとそれは単なるガンダムショップで、アトラクションの入り口はその横のガンダムのゲートの方だった。ちなみにゲートのガンダムは、てっきり首と左腕が落ちた後のガンダムだと思っていたら違っていた。五体満足なガンダム。いったいどのシーンのポーズだろうか・・・。
フジヤマに比べて人が少ない。というか人がいない。そう思いながらずんずん突き進んでいくと、勝手口みたいなところで行き止まりになってしまった。
道を間違えたのか?と思って引き返そうとしたら、後ろから家族連れが来た。よく見ると、その勝手口みたいなところに「ここでしばらく待て」という表示が小さくある。なんだこの地味なドアが入り口?

しばらく待つと突如係員が現れて僕らを誘導する。左から1~6の番号がついた扉が並んでいる。
「お好きな番号の扉に入ってくれ」というアナウンスがあったので、1から4番のゲートにそれぞれ入る。当然、それぞれのゲートの一番最初のヤツが一番前で見られるのだろうと期待し、それなら3,4番が真ん中だからベストポジションだろうと思ったのだが、なんとスクリーンは左側にあって、1番ゲートが前、4番が後ろという位置づけ。明らかに4番を選んだ俺は失敗だった。
先回りして無理やり1番の列に割りこんだが、それにしても「好きな番号に・・・」はないだろうに。そこで初めて、このアトラクションの仕組みがディズニーランドの「STAR TOURS(*)」とまったく同じであることに気づく。

さて本編が始まり、ヘンケン艦長(「Zガンダム」に出てくる朴訥な艦長)が出てきたりして期待は膨らむ一方だが、急にジムが現れて宇宙に飛び出してから、どっちに進んでいるのか良くわからないまま、知らないキャラクターがピーチクパーチク喋るのに辟易していると、ドカドカとシートが揺れて気持ち悪くなってくる。知らないジムや知らないキャラクターと急にコミットするのにはとても無理があるなあと思いながらいつのまにか連邦の戦艦の中に着艦して終了。

つまらん。

方向が後ろ向きだったりするし、基本的にはジムに引きずられているという設定なのでまず宇宙空間を自走しているという爽快感が無い。STAR TOURSの方が疾走感というか、猛スピードで進んでいくという快感があったと思う。周りで起こっている戦闘は早くてそれなりにリアリティがあるが、状況がいまいち掴めないので結局何も追えない。
一番不満だったのは、そのストーリー設定のワケわからなさ。せっかく近くにアムロたちがいるってのに、なんだって知らないキャラクターばかりが出てきて勝手に叫んだり打ち落とされたりしているのか。そこにどんなドラマ性を見出せばよいのか、客には全くワケが分からない。

基本的にガンダムファンのためのアトラクションなのだから、座席の構造なんかを気にして謎の避難用シャトル(動力なし)なんかの設定にしないで、素直にモビルスーツ、せいぜいシャトルか戦艦にしてもらいたい。
それに、ストーリーに絡んでくるキャラクターがヘンケン艦長だけってのはどうにも全く中途半端だろうに。ヘンケン艦長を出すのだったら、誘導役のジムはエマさんやライラ、いっそヤザンやラムサスあたりの後のティターンズメンバーあたりを出して欲しいところだし、攻めてくるジオン側も、例えばガトーが出てくるとかすると一挙に面白くなるはずだった。最後に辿り着く連邦の戦艦も、ジャミトフやバスクの艦だったらひねりがあって面白かったはずだ。
ジャミトフが「この艦は安全だよ諸君、安心したまえ…」ニヤリと笑ったりでもすれば、余韻も楽しめただろう。
とにかく、いちガンダムファンとしては全く楽しめない、納得の行かないアトラクションだった。

*今もあるのかどうかは知らない。

3。「ドドンパ

富士急で一番目立っているのがドドンパ。ヘアピンが2つあるだけの単純なレールだが、90度ドロップがあるし、何より出発直後の音が迫力である。
これも1時間半程度待ってようやく乗り込んだのだが、いやはや、想像を絶するコースターだった。
カウントと共にいきなり超絶加速で 飛び出す?走りだす?射出される?コースターである。

とにかくこのドドンパ、1.8秒で173km/hまで加速するのだそうだ。ポルシェの全開加速だと100km/hに到達するまでに最短で3.8秒くらいかかるらしいが、何の比較にもならない。ゴムのパチンコではじき出されるような強烈な引っ張られ感があったが、どうやら蒸気カタパルトを使っているらしい。30年間生きてきて、この「加速」は未曾有の体験で、言葉も出なかった。ひきつった叫び声なら出た。
入り口トンネルをまさしく<飛び出して>外に出ると、一瞬少しだけ下に落ちる。その後、猛スピードをキープしながら大きく右に旋回し、外目にも派手な垂直のレールを一気に駆け上がる。一番上では特にタメもなくそのまま90度を落ちる。ただし、この90度はスタート時の加速に比べるともう新鮮ではない。
最終の減速カーブに差し掛かる頃には、ジェットコースター特有の達成感というか、打ち寄せる安心感と爽快感に思わず笑っていた。ジェットコースターマニアではないので比較ができなくて悔しいが、ドドンパ、すごいアトラクションでした。さすが。

おまけ:「透明な観覧車」

透明な観覧車があったのでサクラコと乗った。周りが透明なので高所恐怖症にはつらい。景色が良く見えてなかなか爽快。

以上で富士急体験は終わり。個人的にはディズニーランドよりも楽しいと思えた。


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コメント 2

とも

富士急大好きですよ。
高所恐怖症なので、フジヤマとか上っていくときは相当つらいけど、落ちるときはもう最高です。
ドドンパも最高です。最初息できないけど。
ガンダムはめっちゃ酔います。
富士急のコースター類に乗ると他のがしょぼくてつまらなくなります。
by とも (2005-12-12 14:28) 

つねっち

ガンダムほんと酔った~・・・富士急のコースターは本当に面白かったです。でもフリーフォール系(富士急だとレッドタワー)だけはダメだわ。
by つねっち (2005-12-14 19:04) 

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