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K-1 World MAX ~最高の8人~ [格闘技]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071004-00000000-spnavi-fight

涙と鼻水が出て困ります。 K-1 MAX 2007 。

どいつもこいつも本当に強くて、美しい。

魔裟斗!泣いた! 泣いた!泣いた!泣いた!
ブアカーオ!強かった!爽やかに負けた!けどもうリベンジ考えてるんだろな(笑)

キシェンコ!予想してたけど強い! 未来のチャンピオンだ!
ザンビディス!小さいのにあきらめない姿!強い心が美しい!

佐藤嘉洋!意外に強い! こんなに強いとは!今日はハートが伝わったぞ!
◎アルバート・クラウス!熱い!そしてかっこいい! 理想の父親!

アンディ・サワー!人間の価値にSTABILITY(安定感)という要素を作った。素晴らしい!
ドラゴ!ひょうきん野郎だけど強い!素晴らしいパンチ!

もう、最近の中軽量級というのは異常なクオリティの高さだ。
魔裟斗が素晴らしく強く、佐藤も主戦級で、日本のトーナメントだけでも充分に魅せる選手が揃っていて、「外す」試合がものすごく少ない。こんな密度の高いシーンが、今までどれだけあっただろうか。辰吉や鬼塚、井岡、ユーリがいた頃のボクシング界に匹敵する熱気。

K-1の最大の功労は、世界の強力選手をここまで身近にしてくれたことだ。

どれもこれもが各界の天才中の天才で、それらが別次元のリングでしのぎを削る。黎明期を経て、完全な成熟期に達したK-1はその夢を実現した。正道会館から谷川さんに至るまで、目指したところが同じだったからこその成果だ。

ボブサップや曙みたいなキワモノエンタメではなく、本当に研ぎ澄まされた真剣試合の価値。

今日のK-1 MAXはそれを顕していたよね。

結果だけ見ると、歴代チャンピオンがほぼ勝ち上がるという「順当」なんだけど、どれもが次の世代の迫力を感じさせるに充分な試合だったし、中でもキシェンコは魔裟斗のスピードでなかったらひょっとしたかもしれない程の強さだった。イ・スファンとの試合でもそうだったけど、体のバランスが素晴らしいし、若さも影響しているのか物凄い当て勘と動体視力。来るね、彼は。ミルコ・クロコップやイグナショフが出てきたときと近い印象を受けた。

あと、泣けたのはアルバートクラウス。もとより超二枚目のパパ。一時期ずいぶん弱くなってしまって、誰もがもうダメだろうと思っていた。それが、自らの精神でここまで強く!復活してくるとは。
父だからか。二枚目だからか。アイデンティティか。奥底から自然にわき上がってきた闘争心か。いずれにしても、一旦は弱まった人の心が、これほど輝きながら甦ってくるということ。
人として、男として、クラウスというファイターのことは深く心に刻み付けられた。

でも今回はやっぱり魔裟斗について語りたい。
クラウスと同じ素晴らしさを備え。恵まれた日本人でありながら、これほど見事に強くなってくる魔裟斗とは。

最後はあっけない幕切れに見えたが、今日に関しては、あれこそが死闘の結末だと喝采していいのではないだろうか。ブアカーオ戦でもだいぶ食らっていた(最強の)ローキック。キシェンコ戦をKOで勝ったとは言ってもダメージの蓄積は半端ではない。そして殆ど無傷のサワーが相手。それでも無様な試合をしなかった。

今日、魔裟斗が魅せ付けたのはその素晴らしいスピードだった。サワーのMAXスピードよりも速い、中軽量級ではある意味最強の武器、スピード。

この点において、今日の魔裟斗は世界一だったと思う。ブアカーオ、キシェンコを封じ込めて、サワーも追いつけないほどのスピード。スピードで世界一に限りなく近づけるということを示した。

あとはサワーよろしく、全ての攻撃コンビネーションに重いローキックが絡んでくるようなしつこさがあれば、再び世界は魔裟斗のものだと言ってもいいかも。

ああもう、とにかく今日もK-1 MAXは最高だった。いや、今日は歴代の中でも本当に価値ある興行だったと思う。全ての選手に心から拍手を送りたい。

●関連:全日本キック 60kg級トーナメントについて
http://blog.so-net.ne.jp/loudminority/2007-08-26


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