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大月晴明がK-1に(泣) [格闘技]

「大月晴明」がK-1に出るのです。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=814684095&owner_id=410071

わたしゃ、軽く泣きました。
大月という選手はボクにとって唯一無二のファンタジスタであり、格闘技ファンとしてのボクを形づくった選手です。

そこで、大月というキックボクサーがいかにぶっちぎりで俺の心を鷲づかみにしたか!
をちょっとだけ。

ボクの日記やブログには何度も登場するのですが、2003年、全日本キックボクシングの興行で「ライト級最強トーナメント」というトーナメントがありました。
同じ興行で友人の三上洋一郎選手が出場していたため、そのトーナメントは最初から最後まで観ることができました。

ライト級というのはだいたい60kgくらいで、日本人にとっては最激戦区です。その証拠に、「ライト級最強トーナメント」に出場した選手は「最強」の名に恥じない、異常な猛者ぞろいでした。

まず、当時ムエタイの世界チャンピオンでもあった「野良犬」小林聡。この人は今回のk-1にも絡んでくる人物ですが、とにかく90年代のキックボクシングを牽引した、スター中のスターです。引退試合ではボクも泣きました。

魔裟斗のチームメイトでスパーリングパートナーでもある、「大宮司進」。最近は少しかげりがあるように見えますが、この当時は本当に強かった。このヒト、次のK-1にも出てますね。

次に、モンゴルからの刺客、「花戸忍」あらため、現在では「ツグト・アマラ」。当時の戦績は17戦全勝!向かうところ敵ナシの最強外国人。
この人、実は今現在70kg級のK-1MAXの主力選手であり、ブアカーオら世界チャンピオン達とやりあってますが、この頃はなんと60kg級だったのです。いやむしろ60kgがベストなのでは。

さらに、同じく現在MAXで活躍している「イム・チビン」。なんと今年のK-1アジア王者です。この間、城戸に負けてしまいましたが・・・

そして、山本優弥、当時高校生!K-1MAXでもおなじみです。この選手は高校生当時から異常でした。我々の間では「バキ(刃牙)」の通称で通っていました。ボクが2番目に好きな選手。現・ウェルター級日本チャンピオンです。

そして我らが「大月晴明」、当時の戦績は11戦全勝!そしてKO率90%!
最初ははっきり言って天才系、感じの悪い選手でした・・が・・・・


というわけで、異常に豪華なメンバーが後楽園ホールで激突したわけです。


もうそれぞれがスター!小林は一回戦でイムチビンにKO負け!山本は忍に負けましたがなぜか笑ってる!そして大月はムエタイの藤牧君をまったく寄せ付けない!異常な強さ。
この純然たる熱狂!
これぞ格闘技!

というそのトーナメント、制したのは 大月晴明 その人でした。
この時、ボクは絶対的に強い!ということの意味を空気の振動で感じたのでした。

大月はメンタリティの面で言うと、かなりナイーブで、その豪腕からは想像もつかないような弱気発言や後ろ向きな発言も多い。
ただ、それはヘビー級のウッホウッホな選手たちとは全く異なる、メンタルスポーツとしての格闘技の鋭さと美しさを我々に知らしめてくれた。

その思いを完璧なものにしたのは、2005年1月4日後楽園ホール。

小林聡vs大月晴明。まさに新旧両エース、相撲で言えば千代の富士vs貴乃花。
この試合のことを昨日のように覚えているヒトは多いでしょう。
あの水を打ったように静まり返った後楽園ホールを。

あの試合、小林よりも先に俺が失神するかと思った。

http://www.boutreview.com/data/reports05/050104aj-kick.html


以上は大月の試合のたった一部に過ぎない。
このヒトは20回近いKO劇を繰り広げてきている。

その後、研究されまくりの大月は、増田、山本に判定負けを喫している。
その両方の試合を観戦したが、大月が弱いと感じたことは一度もない。

小さくて、臆病で、でも尋常でなく強い。

その大月が、果たしてK-1というマスメディアが作り上げる祭りに、どう立ち向かうのか?

もう先読みなどせず、ひたすら試合の日を待ちたい。

http://www.boutreview.com/data/reports/030523all-japan-kick.html

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