言葉の数だけ概念がある?[日本語検定]について [その他イベント]
「日本語検定」なるものがある。
というか、今年の6月に第一回が催行された、できたてホヤホヤの検定試験である。
http://www.nihongokentei.jp/
なぜか我が職場の管理部から「勇気のあるチャレンジャー求ム!」などとメールが送られてきたもんだから思わず受験してしまった。しかも、どうせ受けるのならば最高位を!ということで「2級」を。
(1級は英検と一緒で、2級保持者しか受験できない。ゆえに、第一回である今回は1級は誰も受験できない)
検定自体が第一回で勝手が全く分からなかったため事前に殆ど準備できず、500円で買った「大人の国語力」を斜め読みしただけで臨んだのがマズかった。
四字熟語や漢字、同義語が超難しい。自分としては読書量も多いし、言葉には比較的意識が高い方と自認していたのだけども、<見たこともない>熟語が出てくる。
しかも、例えば、
被子植物 : 種子植物 と同じ関係性のものを選べ。
あ)雑誌: 週刊誌 い)火成岩:石灰岩 う)禁裏:宮中 ・・・・
という類の問題が出る。
そもそも被子植物と裸子植物の関係性なんてウロ覚えだし、火成岩と石灰岩、これも理科。関係性わかんないよ・・・
(う)に至っては・・・こんな微妙なところまでは歴史マニアとかじゃないと分からないよ!日本文化研究家とか。牧師:神父 みたいのがあったとしても同様だね。そもそもプロテスタントとカトリックが違うということから知らないと話にならない、みたいな。
もはや日本語=知識全般ということになってしまっている。
言葉=概念である、とはよく言われることで、言葉に詳しいということはそれだけ豊富な概念と知識を兼ね備えているべきということなんだろうな・・・(言葉にできない概念もあると思うけど)
四字熟語も難しかった。
「意気衝天」とか「夜郎自大」とかはまだいいにしろ、「秋霜烈日」「春風駘蕩」・・・実例としてみたことがないよ。
※それでも今年で70歳になる我が父はあっさり知っていた。ジェネレーションの差ってのはいつでもあるよね・・・・。
とにかく、自己採点ではボーダーラインぎりぎり、落ちたかなあ・・・と思っていた。
その合否通知が昨日来たのだけど、幸運なことに・・・合格だった。一応総数2000人しかいない日本語検定2級保持者にかろうじてなることができた。一級受験資格もGETですな。
とはいえ、点数的にはかなりギリギリだったので一級に挑むなら相当な予備対策が必要だ。四字熟語は丸暗記、あとは漢検でも受けるかな(笑)。
目の前にハードルがあると萌えるな・・・じゃなくて燃えるな。
スゴイじゃん!
by サクラコ (2007-08-03 02:14)