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恵比寿のカレー事情・・・「中村屋」「ARIETTA」「TSUNAMI」 [[恵比寿]プチグルメ紀行]

ブログの更新は久々です。リハビリしないとうまく書けません。
ということでプチグルメを3連発。

日本人ならば誰でも無性にカレーが食べたくなるときがあるでしょう。
恵比寿がラーメンの激戦区だということは何度か書いているけれど、実は恵比寿にはカレー屋さんが少ないのだ。恵比寿/カレー とかで検索してもろくなのが出てこない。

インド人がやってるいわゆる「インドカレー」はあるんです。SAMRATとか、その手合い。タンドリーチキンがあって、マメとかマトンとかのカレー。これは<ある>。
だけど、僕は日本人による日本のカレーが食べたいのです。和風カレーという意味ではなくて、日本人に最適化された、ごはんと食べて美味しいカレー。美味しいカレーと、ちょっとしたスープとサラダがあれば言うことなしなんだけど、それを満たしてくれる店が無い。

例えば「TSUNAMI」の三枚肉カレーがウマイらしいということは聞いてはいるけれど、三枚肉の日にあたったことがない。TSUNAMIのカレーはあまりにも辛さが足りないし、どんぶり一個だけ出てきて味気ないし、サラダはちょこっとご飯の上に載ってるしでなんだかイマイチなんだよね。

そんなわけで、結局まともなカレーを食べるために、悲しいかなアトレの中に入ってる「新宿・中村屋」に行ってインドカレーを食べたりすることもある。

写真はカニのオムレツカレー?だったっけ。
ま、美味しいので良いのですが結構値段もはるし、だいたい地元民のクセしてアトレで中村屋というのはいかにも芸が無さ過ぎる。

そんなわけで途方にくれていたのですが、一すじの救いの光がありました。

それが、前にもちょっと書いたけど、オーガニック系のテイクアウト専門店ARIETTA」。

ここは、毎日二種類のカレーがテイクアウトできて、しかもメチャンコうまい。うまいのです。ライスかナンが選べるので、カレーの種類にあわせてチョイス。うーん至福。
しかし、惜しむらくは大抵がスープカレーで、いわゆるトラディショナルな欧風カレーはたまにしかやらないそうで。
このARIETTA、うまいのはカレーだけじゃなくて、ミネストローネやチーズケーキ、パン、ラスクもとても美味しい。場所が分かりにくい上にまだ公式サイトが無いっぽい。
是非、という方はこちらをご参考に探してみてほしい。
http://www.web-across.com/todays/d6eo3n000001fp2v.html

そんなわけで、恵比寿の旨いカレー屋の情報を熱烈募集中。 ご存知の方、教えてください!


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目黒の隠れ家で精進料理を [[恵比寿]プチグルメ紀行]

世の中には偶然というものがある。僕とサクラコの結婚式を担当してくれたブライダルコーディネーターである、ミポリン(仮名)という人物がいる。たいへん有能な人物で、我々の入魂のハデ婚実現は彼女なくしてありえなかった。
僕らの挙式直後に寿退社し、今はまた新しい会社で働いているということまでは聞いていた。
ところがなんと、彼女は現在、我が悪友筆頭のフジイの部下だというのだ。驚くべき偶然のめぐり合わせ。
そんなわけで、フジイ、ミポリン、僕とサクラコの4人で食事をすることに。

場所はフジイのオススメで、目黒本町にある「蔬菜坊(そさいぼう)」。
完全予約制、料理は基本的にコースのみ。座席数はわずか15席程度、住宅街の奥地にある隠れ家そのものである。基本的に一見さんは入れない。これはガンコだからそうしてるのではなくて(笑)、料理の準備に時間がかかるため、ぶらりと入ってこられても対応できないからだ。

「蔬菜料理」というのは基本的に精進料理のことと思えば良いそうである。精進料理の極意については僕もよく分かっていないので、興味のある方は調べていただきたい。もしくは池脇千鶴の出世作「ほんまもん」でも観てくれ。

さて、こじんまりした畳敷きに座ると、まずは胡麻豆腐。精進料理の定番お通しである。とても肌理細やかな歯ざわりで、今後の料理に期待がふくらむ。

続いて、蔬菜料理のメインである、お膳が出てくる。
お膳には、正月らしい梅の枝の飾りが施してある。そして、だいたい一握りにも満たないくらいの料理の椀や皿が20個近くも所狭しと並べられている。いずれもかわいらしく目で楽しめる。味噌や果物、山菜など一つ一つが強い存在感を醸しているので、一つ一つ丁寧に味わいながら食べる。すると、不思議なことに、一つ一つを作っているときのご主人のワクワク感というか、この料理で楽しんでもらおうというシーンが目に浮かんでくる。手がかかっていることが味わうだけで分かる。

ここでちょっとネガティブなことを言ってしまうけど、食べ物を評するときに、うまいかまずいかということを一面的に語る人がとても多い。「自分の味覚に適しているか」「自分の期待に適しているか」という点を中心に食べ物を語ると、食べたことがないものや、テーマに変化を持たせたものに対する寛容性が狭くなってしまう。自分のちっぽけな見識から飛び出せないというのはとても不幸なことだ。良いもの、というものが必ずしも自分の都合にぴったりくるというわけではないということを知るべきだ。値段や量、文化的背景というのは複雑に絡み合っているので、それに適した評価をすべきだと思う。
そんなとき―自分の経験で判断しきれないときにおすすめなのが、「この料理は、どのくらいの情熱と努力で生み出されたものか」を想像してみることだ。そして、その料理に込められた「もてなす心」、これが感じられればもうだいぶいい感じだと思う。食べ物を楽しむということは、料理人のもてなしを受けるということに他ならない。心性の表現発露として単独でも存在できる絵画や音楽とは少し違って、料理は必ず「食べさせる」ことを目的としている。ここに必要な最大のポイントはもてなしの心なのだ。ところが、生来「人をもてなす」ことに慣れていない人ほど、その「もてなしの心」が分からずに的外れな評価をする。別にほうっておけばよいのだろうけど、そういう評価はアンフェア、間違ったことだと思ってしまう。
※これは「懐石料理」の名前の由来から考えても、日本料理の極意なんじゃないかと思っている。

閑話休題。
ここの蔬菜料理には、そのもてなしの心があふれんばかりだ。その証拠に、ご主人がとても楽しそうに料理の説明をしてくれる。いかに感覚を研ぎ澄ましてもそこまでは分からないよ、という「作り手側のストーリー」。料理を楽しむ上でとても大切なものだ。ウンチク大歓迎。
さらに、蔬菜(精進)料理だけあって、自然や食材に対する尊敬・親愛の心が料理作りにとてもあらわれている。否、「自然や食材が語りかけてくるような」気すらした。

さて、この「蔬菜坊(そさいぼう)」は決して禅寺ではないので、実は「蔬菜料理もある、総合的日本料理屋」だったりする。つまり、コースをお願いすると、蔬菜料理で始まりつつも、お刺身や鶏肉などをいただくことができる。

刺身。これも見事だった。昆布や酢でしめられたものは一流の懐石料理だったし、魚以外も―こんにゃくまで美味しい。それに、「女将さんはあまりにもったいないから出すなと言った(笑)」鮭児(けいじ)まで盛られていた。鮭児は、とても脂ののった鮭のトロという感じで、味わうとちょっと卵というか雲丹っぽい香りが広がった。もちろん鮭児を食べるのは僕もサクラコも初めて。
※「幻の鮭:鮭児とは」 http://www.siretoko.com/infokeiji.htm

鍋。これも、なるほど、鍋というものはこういう考え方もあるのかというものだった。
最初はしょうゆっぽいすまし出汁なんだと思ったら、なんと香ばしい焼き味噌を溶かしこんで、柔らかな味噌鍋に変わる。具材も全てかなり綿密に仕込んだ「かやく」に近いもので、いわゆる野菜をそのまま放り込むというスタイルではない。
この頃にはだいぶ酔っ払っているので具体的な具材をだいぶ忘れてしまったのだが、「何度も雪にさらして水分を抜いて作る幻の豆腐」というのがあって、これが不思議に美味しかった。このように、一つ一つは作りこまれた超個性派の具材でありながら、丁寧な設計で調和のとれた鍋になるというのは驚きがあった。

振り返ってみると、とにかく初めて食べるものばかりだった。コースのメニューは季節によって完全に変わり、ひょっとすると同じものは二度と食べられないかもしれないとのこと。これはフジイが月に二回は通うという理由が分かる。
そして日本酒。全ての料理に日本酒が本当にぴったり来た。したたかに近いほど酔った(笑)。満腹、満足。

気さくで人懐こく、食べて喜んでもらうのが何より楽しいといった風情のご主人と、店のスポークスマン、ブランドイメージだろう堂々たる女将さん。この二人も絶妙だった。女将さんのお説教を聞きに通いたいという気持ちすらある。女将さんは美人で、作務衣(さむえ)を着ていてもセレブの風格が漂う不思議な人物だ。そしてご主人よりもだいぶ上を行くのんべえらしい(笑)。

再訪を誓いつつ、できればあんまり皆に知らせたくない精神の隠れ家だった(笑)。
フジイによい店を教えてもらった!


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一風堂で赤丸を食べた [[恵比寿]プチグルメ紀行]

今朝ぼんやりテレビを見ていたら、ラーメンNo1決定戦「麺王」という番組をやっていた。全国ウン万店からラーメン屋のNo1を決めるというありふれた内容ではあるが、かなり大掛かりで「料理の鉄人」的スペクタクルに演出されていた。
ベスト4の「中村屋」「麺屋 武蔵」「なんつッ亭」「一風堂」による新作ラーメンコンペで、最終的に九州ラーメン「一風堂」がチャンピオンすなわち「麺王」の座に輝いた。感涙にむせび泣く一風堂の店主を眺めて、「モノづくりっていいなあ」としみじみ感慨にふけってしまった。
というわけで、「麺王」の栄誉をたたえるべく、さっそく「一風堂」に行って来た。自慢だが、恵比寿の一風堂は我が家から徒歩5分未満なのである!一風堂はたしか3回目くらいなのだが、五反田あたりの支店で何年も前に食べたきりで、すっかり味を忘れていたが、ラーメン天国・恵比寿の中でも当然No1を争う超絶人気店だ。

ちゃんと「麺王」の看板がかかっていた。

サクラコと二人でそれぞれ「赤丸」全部入り、「白丸」全部入りをオーダーする。

白丸はシンプルなトンコツラーメンで、臭みはなくてよくできているが印象は凡庸。具はもやし・きくらげ・チャーシュー・ネギ・のり。
対して赤丸は、白丸に焦がし油と唐辛子が入っていて、味にコクがある。白丸は九十九とあまり変わらない印象だったが、赤丸はウマイと感じた。臭みと油が目立ちやすい九州ラーメンでありながら、一風堂はうまく雑味を抜いていて、バランスが良い。九州ラーメンがあまり好きではない僕ではあるが、これは楽しめる。

「くじら軒」の時にも書いたのだけど、とかくラーメンというものは「何時間煮込んだ」とか「分厚いチャーシュー」「ダブルネギ」「生おろしにんにく」「こってり背脂」などなど、極端な方向に走りがちである。そのバランスの悪さが料理としてのレベルの低さを物語っているわけだけど、美味しいラーメン屋というのは、コンセプトはしっかりありながら、バランスが良い。一風堂は「九州ラーメン」としてとてもバランスが良い。赤丸はとくに一歩進んだ洗練が感じられてとても良かった。

ちなみに、「麺王」のランキングにはそのほかにAFURI、ぢゃぶ屋、九十九、香月などが入っていて、ラーメン天国ぶりが証明されている。地域別に見ると、ラーメンランカーの数は渋谷区と新宿区がしのぎを削っている。


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恵比寿、オムライス事情。 [[恵比寿]プチグルメ紀行]

男が「(実は)好きな食べ物」と言って、必ず挙がってくるのがオムライス。オムライス、ハンバーグ、ミートソーススパゲッティ、コロッケあたりを前にすると多くの男たちは少年に戻る。

さて恵比寿でオムライスと言えば、西口にある「チャモロ」という小ぢんまりしたレストランの専売特許、ということになっているのだが、俺はそこのオムライスはちょっとバターがきつくて食べきれないのだ。正直なところかなり大味で飽きが来る。ぶっちゃけ、俺のオムライスの方がバランスがいいとすら思う(「チャモロ」ファンの方スミマセン。私的な感想です)。

そんなわけで恵比寿でオムライスを食べるならと言う話になるのだけど、オムライスは意外にカフェで扱っているところが多く、ブラブラ歩いていればオムライスにあたることができる。恵比寿から離れて代官山まで行けば、駅前のSIGNの「牛すじオムライス」はなかなか素晴らしいソースだし、AFRICAでたまに出てくるオムライスもたいそうな逸品だ。だけど、代官山のカフェで男一人でオムライスってのもちょっとコケティッシュすぎるわけで、どうしようかという人に丁度いい店があった。それが、「OmtRak」だ。


OmtRakは、西口ロータリーから線路にそって真北に100mほど進むと右側にある。Peacockの先の右側と言った方が分かりやすいか。

ここのメニューは数種類のオムライスとセットメニューでほぼ完結しているオムライス専門のファーストデリバリーカフェ、みたいな感じの店だ。チープチックだけど、店内は小ぎれいにしてあり、TITLEとかrelaxみたいなちょっとオシャレめの雑誌がたくさん並んでいる。雑誌が読める店というのは男の一人メシには素晴らしく都合が良い。

さて、とりあえずスタンダードっぽいデミグラスソースのオムライスのセットを頼んだ。サラダとスープがついて880円かな。

卵はfluffy、ようするに上手に半熟になったものを真ん中で切り開いたような状態になっていてなかなか美しい。デミソースはどこかそこはかとなく懐かしいキレがあって、おそらくそれはウスターソースが入っているためではないかと思うのだけど、なかなか良かった。ご飯も丁寧でOK。万事そつなく、オムライスが食べたいという欲求は順当に満たしてくれる。

が、原宿や三軒茶屋でも見かけたオムライスショップの例にもれず、バリエーションに頼ってしまって、真の意味でのオリジナリティに欠けている気がした。うまいオムライスが一つあれば、リピート客は来るもの。ソツないオムライスが4種類あるよりも、ウマイのが一つ、こっちの方が断然ニュースバリューもある。俺は地元民なので、「オムライスが食べたい~」と思えば再訪すると思うけど、そうでなければ生き残りはやや難しいと思う。
気候がよければ代官山まで歩いちゃうもんね。


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恵比寿:北西繁華エリアで「水炊き」。 [[恵比寿]プチグルメ紀行]

19日の土曜日、サクラコが仕事でいなかったため、銀行に寄ったついでに西口北側の繁華街エリアで独りランチを企ててみた。

恵比寿と一口に言っても、いくつかのエリアに分かれている。その中でも、駅の西北に位置する一帯は最も飲食店の多い「繁華」エリアだ。
西口ロータリーに出て右側、交番とエビスさまの銅像の間を通って駒沢通りを渡ると、「Vodafone」「京樽」「みずほ銀行」「東京三菱」「ウェンディーズ」「ケンタッキー」「恵比寿神社」が並んでいる。そのあたりを入ったエリアは、どこもちょっと良さそうな飲食店がひしめいている。ここを北側繁華エリアと名づけよう。

実は不肖・つねっちは、恵比寿の各エリアの中でもわりにこのエリアに疎(うと)い。比較的居酒屋が多く、地元の人間が少人数で楽しむというより、同僚と飲んだくれる方がマッチする気がするからだと思う。サクラコもあまりこのエリアには入りたがらない。せいぜいPeacockの通り(Vodafoneと京樽の間)で、結婚式の後などに大人数でMAHANAに行くくらい。

しかしながら、このエリアにはフレンチの有名店「MONA LISA」、ダイニングバーの「Sacra」、そば居酒屋の老舗「なな樹」などのみならず、調子の良さそうな地鶏料理屋が10軒近くもあるし、小さいが味が良さそうなビストロもたくさんある。妖しげなバーもある。恵比寿最大の「研究課題」であろう。

良さそうなランチが無いかとぶらついた結果、ナニシオウ「ぶた家」を見つけたので入ってみる。

ぶた家(本店)

とにかくブタだらけのカワイらしい店内。ブタの置物や絵やぬいぐるみなんかがアチコチにある。

入り口。

ランチは「くろどん」「しろどん」と日替わり?週替わり?の定食。最もスタンダードと思われる「くろどん」を注文する。

「くろどん」は、要するに炭火で焼いた3枚肉をしょうゆベースのタレに漬け、ご飯にトッピングしたもの。白髪ネギと海苔がのってる。シンプルだ。冷奴とサラダ、トン汁がついた。800円。
「ぶた家」というだけあってお肉は美味しかったと思う。が、料理としては基本的に素人料理というか、とくに凝ったものではないため、「また来なくては!」という必然性というか、材料が弱い。かなり手軽に自分で作れてしまうし。定食の成り立ちとしては、たとえば牛タンと麦飯トロの「ねぎし」とかにセンスが近い気がした。焼いた肉、ごはん、汁物。ま、黄金の組み合わせではある。そんなわけでランチとしてはまあまあの満足度。これで例えば750円だったらちょっと評価が変わったかもしれない。ランチビール入れて1000円ポッキリとかね。
夜に来てみればきっとガラリと雰囲気が変わるに違いないとも思う。

その夜、サクラコが仕事から帰ってきたのだが何やら風邪っぽいとのこと。僕が何も準備していなかったこともあり、では「水炊き」でも食べに行こうと前々から気になっていた「さかえや」に行った。

さかえや 恵比寿本店

恵比寿神社のすぐ脇にある「さかえや」は、かなり大々的に「水炊き」をうたっていて目立つ。地図など見なくても神社を一周すればすぐに分かる。
黒い木の壁と言い、立地といい、とてもうまそうである。予約をしたら、もう入り口際の最後のヒト席しかなく、人気をうかがわせた。

「シャキシャキレタス」や「白子ポン酢」を食べてから、いよいよ主役の「水炊き」。
「水炊き」と言えばシンプルな透き通った鍋にどかどか野菜と鶏を入れてムシャムシャ・・・というのを想像するわけだが、「さかえや」ではもうちょっともったいぶったというか、繊細な食べ物として大切に扱っている。

水炊き自体は白濁したスープに最初から鶏肉が入った状態でサーブされる。
コップに一すくいずつ渡され、味見をさせられるがこれがなかなかウマイ。白濁はトンコツのようだが、鶏がらのダシなので臭みが無く、いわばシンプルな白湯(パイタン)スープである。
ポン酢に白濁スープごと鶏を入れて食べるのだが、このときあまりに鶏肉(かしわ)が美味しく感じられてビックリした。鶏肉特有の「つまらなさ」が無く、旨みをしっかりと感じさせる肉。これはスープのおかげなのだと気づくが、肉とからんで力を発揮している。
このスープにからむと野菜も旨い。とくにキャベツ。キャベツってのは、合うもの(良質な豚肉の脂など)あわせると急激な旨みを発現させることがあるが、これがまさにそれ。一つ一つの食材が全く「退屈しない」食べ物になっていて感動する。
※最後に雑炊でシメたのたが、酔っ払っていて味をよく覚えていない。

結論としては「とても旨かった、また来よう」に尽きる。これから冬も本番なので鍋モノの美味しい店というのはあらゆる意味で貴重!!いい店を見つけてよかった。


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恵比寿駅前、最強のコストパフォーマンス「遊食屋 とと兵衛」 [[恵比寿]プチグルメ紀行]

恵比寿には古くから定食屋がいくつもあり、「こづち」などがその代表格である。知っている人は心からありがたいと思う店。そんな店をまた一つ発見した。

それはなんと、恵比寿西口の改札を出て東側に出たすぐのところにある。その名も「遊食屋 とと兵衛」。魚屋、カウンター居酒屋と並んで安っぽいたたずまいを見せているが(笑)、ここがとんでもない名店だったのだ。
この店の驚くべき特徴は入ってみないと分からない。マジで感動するよ?

「とと兵衛」

カウンターしかないので、男やもめの1人晩飯に丁度良いだろう。のれんの雰囲気などから誤解しがちだが、基本的には飲み屋ではなく定食屋である。それも、海鮮のみ、肉類は全く無い。海鮮丼の類と、刺身を中心とした定食だけのラインアップである。で、どれも700円から1200円程度とリーズナブル(注意)である。基本的にはどれを頼もうとあまり大差ないと思われるが、つねっちとしては丼ものではなく、定食を断固オススメしたい。

定食の中でも一番安い「刺身定食」700円は、刺身4種に、小鉢(南蛮漬け)、サラダ、ごはん、漬物、吸い物がついている。

刺身定食700円。


別の日の刺身定食の刺身部分。

第一のビックリ。刺身がウマイ。居酒屋の刺身とは全く違う、どれもしっかりした、イキのいい、脂ののった、刺身好きにも満足がいく良品である。これがどの定食でも出し惜しみなく盛られている。あと、ツマ(大根)以外に刻んだネギがたくさんついてくる。

第二のビックリ。ごはんと漬物と吸いものがおかわり自由である。つまり、理論上永遠にメシが食える

第三のビックリ。なんとサラダもおかわり自由である。つまり、野菜不足にもやさしい。

第四のビックリ。なんと、吸い物は「焼き鱧(ハモ)」の吸い物である。しかも非常に美味しい。おかわり自由。ハモの吸い物がおかわり自由なんて店が他にあるなら教えて欲しい。


(つまりこういうこと)

これらのビックリを組み合わせると、こんなことができる。

まず、サラダを心ゆくまで食べて栄養バランスを満たしつつ、南蛮漬けと刺身をエンジョイ、ゆっくりビールを飲む。これで20分以上は至福の時が味わえる。もちろんご飯は食べたいときに食べたいだけ食べれば良い。

ビールが飲み終わる頃、つまりちょっとほろ酔いを感じる頃合に、シメに向かう。

刺身の中には鮭の中落ちと思われる脂ののったタタキがあるし、刻んだネギがついている(これも結構珍しいと思う)ので、それをご飯にのせる。それだけでも旨そうだろう?
その上から鱧の吸い物をザバーとかけて、ワサビを溶いて「ハモと鮭の茶漬け」にしてしまう。これがメチャンコうまい。さらさらと流し込むと、ちょうどよい固さのごはんが喉で踊る。茶漬けの醍醐味である。
たいらげて丼をおけば、調子の良い飲み屋で一杯やったどころではない満足を味わっているはずだ。

最後の温かいお茶でも頼むと良い。

この素晴らしい食事。これがなんと、刺身定食700円+ビール500円で
合計1200円である。 不安になるくらい安い!!

どうです、感動したでしょう。

おそるべし、「とと兵衛」。恵比寿駅前にしてこの費用対効果。
果たして、このコストパフォーマンスを上回る店が今後現れるだろうか。


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フォアグラと茨城さん [[恵比寿]プチグルメ紀行]

ここのところたいへん忙しくしており、思っていることを全く文章に残せないままでした。

29日の木曜日、D広告の茨城さんの送別パーティーをした。
茨城さん、クライアントの「ヒメ」、T井さんと僕の4人で、
代官山AFRICA のソファ席(ラウンジ席と呼ぶのか?)でまったり食事をした。

茨城さんの転職については、過日途中まで書きかけていたのだが、機を逸した感があるので書き直す。

とにかく、僕の仕事上の知人という意味では最もDEEPで気の置けない人物だったことが確かだ。
茨城さんはようするに底抜けに人がいい。なんでも「情」で動いてしまうためにいつも苦労している。が、クライアントからは愛されている。それは、単になんでもやってくれるからではなくて、自分達の気持ちを分かってくれるからである。
とても寂しいけれど、栄転だというのだから仕方がない。色々考えてそっちのほうがいいと思うし。

茨城さんは僕が結婚式を挙げた日、僕の同僚から「六本木で結婚式やるらしい」と聞いたことだけを頼りに、六本木中の式場に電話し見事探し当て、そこに徒歩で花束を持って来てくれたような人物である。この非効率的、かつ人の良いことと言ったらない。
だけど僕は感動したのだ。これからおそらく多少疎遠になるであろう茨城さんのことを一生忘れないと思うわけだ。

さて、AFRICAで「潤」というコースを頼んだところ、とても美味しい創作イタリアンが出てきました。内心ちょっとAFRICAをバカにしていましたが、\4200でこのレベルが食べられるのなら上出来と思いました。見くびってました。ごめんなさい。(ところが、謝らねばならないのはそれでは済まないのだが後述)
カニやフォアグラも上手に使われていたし、パスタは「ジェノベーゼに山芋がかかっている」という不思議なものだったけどとてもマッチしてました。

AFRICAをお開きにした後、バーテンダーがポン友であるところの KAI に行く。
※この店はもうスーパー隠れ家バーで、はっきり言って最初はこんな住宅街にバー作ってどうするのという感じだったが、ネイルサロンと併設されているため意外に客足が途絶えない。
そこで、茨城さんとT井さんはジンを、僕とヒメはワインを飲んだ。
午前2時頃解散、各自タクシーにて帰宅。僕は歩こうかと思ったけど、眠かったのでタクシーに乗ってしまった。

さてその晩。

寝てから1時間ほど経った頃、吐き気と胸焼けで起きる。少しトイレで戻して水をがぶ飲みするも、またしばらくしておきてしまう。だんだん熱っぽい気がしてきて、しかも脳がやや混乱している気がする。「シーツやベッドに型番が振られている」という妄想につきまとわれ、尚吐き気と胸焼けが止まらない。
何度か吐いて、結局まんじりともせず朝を迎えたが、その頃にはだいぶラクになっていた。
最後にどうやらフォアグラと思しきものを吐いたところまでは憶えている・・・

さて出勤してから昨晩の皆に、数時間熟成させてきた疑念をぶつける。

僕のこれは明らかに<食あたり>の症状である。カニか?フォアグラか?フォアグラがあやしいな!ちくしょうAFRICAめ~、みんなもさぞや苦しんだことだろう。

しかし、皆から帰ってきたメールは「私は健康」「俺は何を食べても大丈夫だしね」などというものだった。
同じものしか食べていないのに・・・と思って後ろを振り向くと、なにやら顔色の悪いDタカタ。

「体調でも悪いんですか?」
「ええ・・・実は数日前から風邪がおなかに来ていて具合が悪いんです・・・」

ってなんだ、風邪をうつされただけでした。

AFRICAよ、疑って本当にごめん。


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恵比寿・ラーメン「AFURI」(アフリ)が激混み。 [[恵比寿]プチグルメ紀行]

(06/1/7若干の加筆)
驚いた。
土曜日の朝、窓を開けると、なぜか眼下に100人ほどの行列が!

え、この行列どこにつながってんの?
とよくよく見たところ、どうもAFURIにつながっているみたいだ。
なんで?先週まではほとんど並ばずに入れたのに・・・

※AFURIについてはこちら
http://blog.so-net.ne.jp/loudminority/2005-02-01
※05年末「麺王」→「一風堂」についてはこちら
http://blog.so-net.ne.jp/loudminority/2006-01-04
※「山頭火」についてはこちら
http://blog.so-net.ne.jp/loudminority/2005-03-01

そこで、行列している女の子に質問。

「なんで行列してんの?」
「え~、ラーメン屋さん」
「(そりゃわかってるよ) テレビかなんかでやってたのかな?」
「え~、なんかそうみたい」

そうみたい、ってなんか不確かな情報のためにこの長い行列を並んでんのかよ!
とツッコミたくなったがぐっとこらえる。

で、調べてみたら、どうやら
「Viva Viva V6『渋谷・恵比寿ラーメンランキング』」で1位だったみたい。
そうか。
渋谷・恵比寿で「AFURI」が一位、ということについては特に文句はありません。そういう見方はあると思う。実際俺も一番行くのは(近いからだけど)AFURIだし。
それにしてもこの行列はスゴイ!!結局一日中長蛇の列だった。

その後、タクシーでたまたま旧山手通りを走っていたら、
いつもは(場所が悪いため)ガラ空きの
「麺の坊 砦」
にも行列が。ここは3位だったそうな。

いやはや、テレビの力というのはスゴイけど、みんな刺激に飢えてるんだなあ・・・と。


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お好み焼き ぼった屋さん [[恵比寿]プチグルメ紀行]

何度も登場している、恵比寿東口から徒歩10分くらいに突如現れるグルメ地帯。「ソナム」「YURI'S」「慈玄」などがあるエリア。
なんか何度も説明するのが面倒なのでこの地帯に名前を付けたいと思う。
「恵比寿2丁目グルメのオアシス」にしよう。
超ダサイけど。

さてここに地元でも人気のお好み焼き屋がある。
下北沢(お好み焼きの激戦区だ)で中学生~高校生の青春を謳歌した僕は、一月に一度はお好み焼きが食べたくなるのである。

「ぼった屋さん」

僕らは「とん平焼」「本格広島焼」「ぼった焼」を頼んだ。
ハッキリ言って頼みすぎた。


(写真は「本格広島焼」)

お好み焼きは、全てテーブルの鉄板で店員さんが焼いてくれる。広島焼きもご覧の通り、美しい仕上がり!そしてボリューム満点!
広島焼きは、広島風専門店でもないのにかなりの高水準。下北だったら第4位以内に入れるぞ(笑)。たいへん丁寧にやってくれて味も細やか。安心できる。

で、「この店に来たら一度は食べろ」と書いてある「ぼった焼」。山芋90%でフワフワの生地だそうで、ふむふむどんなものかと見ていたら、せっかく作ったお好み焼きを細かく刻んでしまうではないか。と思うと、アレヨアレヨという間にくるくるとまとめて団子状にしてくれる。最後に勢いよくマヨネーズがかかって出来上がり。 なんというか、サービス精神、エンタテイメント精神にあふれたいい店だと思ったよ。この技術を店員にいちいち教育するだけでも大変だと思う。

で、味はというと、正直なところ もうその頃にはお腹がいっぱいで、殆ど味わってなかった(苦笑)。
今度来たときにちゃんと味わうから許して…なんて言いながら、「次はもんじゃ食おう」と話してました。


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恵比寿焼肉事情 その3 [[恵比寿]プチグルメ紀行]

久々に「恵比寿プチグルメ」を更新。

夏といえば焼肉ですが、今年は空前のジンギスカンブームということで、僕ら夫婦だけでなく多くの人がジンギスカン屋に流れている気がする…なんて思っていたら、既に西口ロータリーそばのホルモン焼肉屋がジンギスカン屋に変貌しているではありませんか!!ま、僕らはそんな骨抜きのお店には行きません。

そんなわけで、恵比寿駅近くのホルモン焼肉屋としては絶大な人気を誇る、「徳ちゃん」について書いてみます。

徳ちゃん

通りがかるといつも人だかりができている、人気焼肉屋。木曜日・金曜日なんかは、外に行列ができる。ホルモン系が強いそうな。
ただし、いつもモウモウと煙がたちのぼっており、これは燻製になることを覚悟しないとならん、と思っていた。で、それは正しかった。

土曜日夜行ってみた。ちょうど僕らが入って満席というタイミングでラッキーだった。
この日、僕は「フツウの焼肉」が食べたかったので、キムチ・チャンジャ・徳ちゃんサラダ・和牛カルビ・ハラミあたりを注文した。
和牛カルビはフツウのカルビと違うらしく、店内のあちこちに張り紙がしてあった。

(和牛カルビ。写真の色が悪いのは店内が煙いせいだ-笑-)

で、感想としては和牛カルビはとてもおいしくて、値段もリーズナブル。どの肉も一皿の量が多く、何枚も頼まなくても満腹できる。キムチも、とくにこれといった特長はないのだが、ちゃんとおいしい。全ての品が、「フツウの焼肉」としての満足感を充分に味あわせてくれた。

また、最後に頼んだ「特製辛口スープ」というもの、ようするにユッケジャンスープの肉なし版と思ってもらえればだいたいOKだが、これが非常に美味しかった。そうそう、ユッケジャンスープにユッケはいらんのだよ、と日頃思っていたので溜飲が下がる。

そんで、合計一人3000円ちょい。素晴らしい!恵比寿最安値かもしれん。あんまり酒を飲まなかったというのもあるけど。
手軽に美味しい焼肉を食べるのなら、「徳ちゃん」が最右翼の選択肢であることはマチガイナイ。


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